■メンタルが弱くて看護師を辞めたい
メンタルの強さは人によって違いますよね。仕事をする病棟にもよりますが、看護師は命と隣り合わせの環境にありますので、他の仕事と比較しても責任はとても大きいですよね。そんな中で仕事をしていればプレッシャーを感じますし、ストレスも感じますよね。
特に新人の時というのは慣れないことばかりでミスをして怒られてしまうことも多いです。仕事や職場の人間関係に早く慣れないといけないという焦りから余計にミスをしてしまって・・・と悪循環を繰り返すということも少なくありません。もともとメンタルが弱いと「自分は看護師に向いているのか?」悩んで辞めたくなることもあるでしょうし、看護師という仕事を続けるうちにメンタルがやられてしまってキャパオーバーになってしまうということもあるかと思います。
仕事を覚えることが大変、毎日の残業が多すぎて疲れきっている、職場になかなか馴染むことが出来ないなどキャパオーバーになってしまう理由というのはいろいろとあると思います。中堅やベテラン看護師が当たり前のように出来ることでも新人看護師からすれば慣れないことばかりです。毎日1つ1ついろいろなことを覚えていかなければなりません。要領が良く、すぐに仕事を覚えることが出来る人も居ますが、なかなか覚えることが出来ず次のステップに進むことが出来ないという人も居ます。
その日に学んだことを復習しようとしても残業が毎日のようにあって家に帰ったらクタクタで勉強する時間がない場合も多いです。そうなると思うように勉強出来ず、同じようなことを何度も先輩に聞いて怒られてばかりになってきます。毎日のように怒られ続けると精神的にも参ってしまい、仕事に行くことが嫌になり、最終的には看護師を辞めたいと思うようになってしまいます。
メンタルを強く保つことが出来れば前向きに頑張ることが出来るようになると思うのですが、どのようにすればメンタルを強く保つことが出来るのでしょうか?メンタルが弱くなってしまう看護師さんには以下のような特徴があります。
・自分を責めてしまう傾向にある
・先輩プリセプターがきつすぎる
・同期の看護師と比べてしまう
・職場に信頼出来る人がおらず、相談出来る人がいない
本人のメンタルがもともと弱いということもありますが、周りや病院の環境が原因でメンタルが弱くなってしまうというケースも多くあります。毎日先輩から怒られ「看護師に向いていない!」というような言葉をあびせられ続けていたら「自分はだめなんだ・・・」と思うようになってきますよね。ですから、看護師は気が強い人が多いと言われていますので、気を遣う優しい人ほど落ち込みメンタルが弱くなってしまう傾向にあります。心の不調というのは身体にもあらわれるようになりますので、メンタル面が原因で体調不良になり、結果的に看護師を辞めることになったという人も少なくありません。
職場に信頼出来る人が居たりして、相談することが出来ればまだ良いのですが、周りに誰も相談する人が居ないという場合はさらに注意が必要です。ストレスや悩みを1人で抱え込んでしまうと、さらにどんどんメンタルが弱くなっていってしまいます。
では、メンタルを強くするためにはどうすれば良いのでしょうか?1番は周りと比べずに自分は自分と思うことです。周りと比較してしまうと、自分は全然出来ていないのに…とさらに悩んでしまうことになります。先輩看護師の中には「同期の○○さんはもう出来ているのに」などと比較するようなことを言ってくる人もいますが、成長は人それぞれですので、気にせずにマイペースにでも確実に仕事を覚えていくいことが大切です。
生活習慣を整えることも大切です。生活習慣が乱れることでメンタルも乱れ弱ってしまうこともありますので、出来るだけ自炊するようにしたり、あまり睡眠時間を取れなくても深い眠りにつけるようにするなど基本的な生活習慣を見直してみることにしましょう。
メンタルが弱く看護師を辞めたいと思う人は、ストレス解消を行うことが下手であることが多いので、うまくストレスを逃すことが出来るようになるということも大切です。仕事を完璧にこなしたいと思うことは悪いことではありませんが、あまり完璧主義になり過ぎると自分を責めてしまうようになりますので、ある程度の適当さも重要であると言えます。気持ちのもちようでメンタル面を変えることが出来ることだってあります。しかし、いじめを受けている、先輩看護師からの罵声があまりにもひどいというような場合、気持ちだけではどうすることも出来ないときは転職を考えてみるのも良いと思います。